お問い合わせ 
 
           

久能地区に伝わる「羽衣の舞」

三保の松原のシンボルマークともいえる天女が登場する「羽衣伝説」は、沖縄にも同じような話があるというほど各地に伝わっている。静岡市駿河区久能地区、ここにも同じような話が残されている。

私の生まれ育った地、久能の中平松にある天羽衣神社(あまのはごろもじんじゃ)に伝えられている「羽衣伝説」を紹介しよう。言い伝えによると、天羽衣神社の歴史はかなり古く、5世紀半ば(安閑天皇の時代)ともいわれる。今川義元が立ち寄ったことも駿河資料に書かれているという。

さて話に移ろう。有度浜(久能)に住む男が塩を商っての帰路、駒越(現・清水区)の浜で松の木にかかっている“羽衣”を見つけて持ち帰る。天女は羽衣を取り返そうと男に仕えチャンスを待つこと3年余り。しかし長く下界にいたために霊力を失い、天上に帰れなく困り果ててしまったとか。そこで男にすべてを話し「私を氏神にまつれば末長く村の守護神になろう」というくだりがあって建立されたのが「天羽衣神社」だという。

神社にはこの伝説を題材にした奉納舞「羽衣の舞」がある。秋の例大祭に地元の娘たちによって舞が奉納されてきた。明治時代にはすでに伝統として受け継がれ、祭りの目玉として近在から多くの見物人でにぎわっていたという。

神社の氏子地区に生まれた60歳以上の人はどこかでかかわってきたことだろう。私も18歳くらいだろうか(記憶がないのが残念だが)一度参加したことがある。
しかし若い女性が家の外で活動する時代になり、まさしく時代の流れから「奉納舞」を伝承することが次第に難しくなり、ついに廃れてしまった。

そこでぜひ復活を!の声があがり、久能小学校の女子児童が伝統ある「奉納舞」を引き継いでくれて再び文化の伝統がよみがえった。昭和54年のことだという。

20年以上のブランクを乗り越えてよみがえった「奉納舞」も、近年は新たな難題により灯が消えかかってきた。そこで手伝いを買って出た私は、今年、子供たちと共に「羽衣の舞」の伝承に取り組んでいる。

静岡新聞の読者の投書欄「ひろば」に、伝統を受け継ぐ子どもたちのことを紹介したいと投稿、私なりのエールを込めた意見が採用され9月17日(土)朝刊に掲載された。地区の人たちや子供たちの励みになるとうれしい。

コメント
藤間 様
初めてメールを差し上げます。
天羽衣神社に古くから羽衣の舞が伝えられてきたことは、本や文献などで知っておりましたが、途絶えていたと承知しておりました。
2011年に、皆さんの尽力により復活したことを知りました。ぜひ一度見てみたいと思いますが、今年の予定を教えていただけませんでしょうか?
静岡第一テレビ内にビデオリポータークラブ(アマチュアの団体)があり、その会員です。ビデオを撮影して投稿すると放送されることがあります。
日程の都合が合えば、お邪魔して撮影もしてみたいと思っております。お手数ですが、よろしくお願いいたします。 関野忠一拝
  • 関野忠一
  • 2012/09/02 9:42 AM
関野さんコメントありがとうございます。
天の羽衣神社の「羽衣の舞」は10月13日(土)の祭礼に奉納されます。ぜひお出かけください、そして多くの方々に紹介くださるとうれしいです。
fujima@kanhosen.netにメールいただければ詳細をお話しできます。
  • 管理人
  • 2012/09/19 12:40 PM
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

recent trackback

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM

▲Top
copyright © 2005 kanhosen.net